インタビュー第2弾 4回生女子部主将 章一帆(元帰宅部)

インタビュー第2弾 4回生女子部主将 章一帆(元帰宅部)

「続けて初めて見える景色がある」

 

大学入学まで全く運動経験がなく、運動神経がないと自負する。ここまで続けて来ることができた理由に迫りました。

 

―ボート部に入るまで運動経験が全くなかったと聞きました。

高校、中学も帰宅部。小学校の時も、ピアノだけ。スイミングスクールに行っても、クロールは沈むからできなかったです(笑)。春休みで結局すぐやめました。背が高いから(※現在身長178cm。小学生のころから背は高かった。)両親も何かスポーツをさせようと思ったらしいんですけど、運動会で初めて走るわが子を見て「これはだめだ」と思ったらしいです(笑)。

 

 

―大学では運動しようと思っていたんですか?

大学に入るときはちょっと思っていました。一生このままいくと、二度と運動しないんじゃないかって思いました。あと、本を読んで単純に運動部を美化してた節もある。(笑)人生に一度ぐらい何かに打ち込むってのは良いかもしれないって思ってたのはありますね。

 

―運動経験がない状態から部活に入るのは、正直大変ではなかったですか?

新しいこと続きで本当にしんどかった。辞めたいってのはすごく思いました。最初のランで、もう絶対今から辞めますって言おうと思ったぐらい。だから一時期、毎日家の最寄り駅で泣いていました。行きたくないし、やめたいし。

 

1回生の6月に出場した小さな大会での一コマ。この大会でシート(シートは座る場所。落ちてしまうと、ボートが減速する要因となる。)から落ちてしまい、チームメイトへの申し訳なさから涙が出た。しかし、「このままでは終われない」とその後も続ける原動力の一つとなった。

 

―ここまで続けてこれた理由はなんだと思いますか?

この団体にいる人たちが魅力的で、この部にいる人たちに支えられてきたことです。コーチしかり、先輩しかり、同期しかり。新人期、怖がりってこともあって乗っても一切漕がんくて。新人コーチに悲しい顔で「頼むから漕いで!」って言われました(笑)。でも新人コーチが面倒見が良くて、根気よく指導してくれはった。同期も漕げるようになると「泣きそうだ」って言ってほめてくれて嬉しかったです。

 

昨年度の朝日レガッタ(GW中に行われる、社会人も出場する大会。)では3位を獲得した。左から2番目が章。

 

―ボートの面白さとは?

毎日毎日向き合うからこそ全然違う面が見えて、どんどん深いところで分かっていく感じがすることですね。シングルを漕ぐのも、自分と向き合うって意味でどんどん深さを増していくし、クルーボートは人と人とでものを作っていく面白さがあります。

 

インカレ女子クォドメンバー。「女子部は男子に比べて少人数だが、コーチ、学生コーチ、選手が一体となった”チーム感”がある。」と語る。

―新入生に一言!

帰宅部出身の人は他の人より辞めたい瞬間は多分多いと思います。でも、一つ今思うのは、入って続けて、初めて見える景色というのは本当にある。だから、迷ってるんだったら、入ってほしいです。人に恵まれているから、人に支えられていることをすごい実感しやすい部活だと思います。