工・情報学科について

新入生のみなさん合格おめでとうございます!こんにちは、院生の小西悠太です。
皆さんの中には新たな生活への期待とともに不安を抱えた方もいると思うので、僕が1回生の時の情報学科の時間割を紹介しようと思います。当時はコロナ禍で完全オンラインというイレギュラーな形だったので今とは少し違うこともあるかもしれませんが参考程度に読んでください!

 

まず、前期の時間割です。自分はこのようになっていました。

履修登録を始める時点で28単位分の推奨されている講義が自動で入っていましたが、物理学実験は負担が大きいと聞いていたので削除しました(が、実験の手順やレポートの書き方について学べるので取りたい人は取りましょう!)。
半期に取得できる単位数は原則30単位までというCAP制があるので残るは4単位分ですが、ILASセミナーと人社群の講義を1つずつ自分で選んで入れました(人社の方はあまり興味を持てず後に履修取消をしたため時間割には記載されていません)。

 

次に時間割の各科目について見ていきましょう。

  • (情報学科の)専門科目

「プログラミング入門」、「数理工学概論」、「計算機科学概論」の3つです。「プログラミング入門」では簡単なゲームなどを作りながらJavaを学んだのですが、今はpythonに変わっているらしいです。2つの概論では情報学科の2つのコース(後述)がどのような研究をしているのかを垣間見ることができます。概論にも関わらず1回生の範囲を超えた専門的な内容を問うレポートを出す教授もたまにいるので課題は時間に余裕をもって取り組みましょう…

  • 自然群

「微分積分学A」、「自然現象と数学」、「線形代数学A」、「物理学基礎論A」の4つが推奨されています。いずれにおいても今後に必要な数学・物理を学びますが、時折抽象的で難しい内容も含まれているのでわからないことは教授や友達に積極的に質問しましょう。自分は微積はかなり苦労しましたが、それ以外は講義を受けて復習・演習をすればそこそこの点数は取れると思います(もちろん微積も頑張りましょう!)。

  • 情報群

「情報基礎実践」では情報の扱い方や表現方法を実践を通して身につけることができます。例えばWebサイトの作成、画像処理、データの検定などを行ったりしました。成績は毎週の課題だけでつけられました。

  • ILASセミナー(少人数群)

少人数でファインマン物理学のブラウン運動の章(英語の教材)を読み進めてブラウン運動をコンピュータによってちょっとだけ再現するという内容でした。面白いし課題もほとんど出ないという良い講義だったのですが今はなくなってしまったのが残念…!

  • 前期集中

写真には載っていませんが、短期間に集中的に行う講義で工学序論と人社のアメリカ現代史入門を履修しました。前期集中の授業はCAP制にカウントされないものが大半なので、余裕があってもっと単位をとっておきたいという人にはおすすめです。

「工学序論」は、5月に講義を聞いて、その要約や意見を述べるというような課題が2回ほど課されました。工学部の様々な教授の研究内容について知ることができるよい機会なので興味があれば履修してみてください。

「アメリカ現代史入門」については夏休みに5日間ほどオンデマンドでレジュメを見ながら音声を聴き、課題は3000字の最終レポートだけでした。

 

テスト期間を乗り越えると長い夏休みが始まります。履修科目などの関係で人によって若干長さの違いはありますが、8月の上旬から9月の下旬まで2か月ほどあります。これほど長ければ自分のやりたいこともたくさんできますが、ボーっとしているとあっという間に過ぎ去ってしまうので要注意です!

夏休みの間に配属コースについても考えてみるといいかもしれません。情報学科では2回生進級時に「計算機科学コース」の「数理工学コース」いずれかに振り分けられますが、当時のコース配属の条件は専門科目とクラス指定の一般教養科目から15単位以上取得していることでした(詳しくは履修要件に記されています)。また、各コースの定員はそれぞれ50人と40人で特定の科目の成績がよいほど希望が通りやすくなります。2年前は夏休みの終わりにコース説明会があり、各コースの教授の研究室を見学することができました。

 

 

長い夏休みが終わると後期が始まります。自分の時間割はこのようになっていました。

前期と比べると元々入れられているコマが減っており自由度が高かったです。卒業に必要な単位を優先的にとるのもよし、自分の興味のある講義をとるのもよし、だと思います。もちろん課題や試験の楽さも重要ではありますが、個人的にはそれ以上に興味がもてる講義を履修するのが大切だと思います。先ほど述べたように自分は前期に人社を履修取消してしまったのですが、いくら楽でもその内容に興味が持てないと学び続けるのは難しいかもしれないからです。

  • 専門科目

「アルゴリズムとデータ構造入門」、「最適化入門」の2つでした。名前の通りいかにも情報学科らしいことを学ぶのですが、それぞれ計算機科学コースと数理工学コースの色が表れているのでコース選択の参考にもしてみるとよいかもしれません。

  • 自然群

「微分積分学B」、「力学続論」、「線形代数学B」、「物理学基礎論B」の4つでした。微積と線形は前期の続きからでしたが、力続と物理学は前期の物理とは少し毛色が変わっていました。前期よりも理解ができないと感じる内容が増えているかもしれませんが、きちんと努力すれば単位はとれることが多いので参考書なども使いながら頑張りましょう。

  • 人社

「心理学Ⅰ」は心理学といっても理系的な内容で、仮説の検証のための実験方法や結果も知ることができて面白かったです。テストはオンラインで持ち込み可能だったのですが、時間がタイトで細かい内容まで問われたため難しかったです。

「言学Ⅱ」は、自分は前提知識がなかったため理解が難しかったですが、教授のトークは面白かったです。小テスト2回とレポートによる成績評価でした。

「現代経済社会論Ⅱ」については、現代社会が経済成長を重要視することの背景や問題点を人間の考え方などの観点から学びました。しばしば論理展開を追うのが難しかったですが、毎週の課題や最終レポートはそれほど負担にはなりませんでした。

  • E2(自分が履修したpythonは情報群でした)

情報学科ではE1、E2科目のうち指定されたものの中から4単位をとらなければいけないのですが1回生のうちに1つでもとっておきたかったので履修しました。E2pythonの倍率は約6倍だったのですが運よく当選しました。pythonを学んだことがなかったので少し苦労しましたが、プログラミング経験があれば簡単に感じると思います。また、授業は全て英語でしたがスライドも配布してくれたため英語の面で不安を感じたことはありませんでした。成績評価は2回課される重めの課題によってでした。

 

後期が終わるといよいよコース選択です。講義中の教授の話や説明会などを参考にするとよいかもしれません。コース配属の条件さえ満たしていればどちらかのコースには配属されるはずなので成績や定員を気にせず行きたいコースを選ぶのがよいかと思います。

 

最初にも述べたように今では変わっていることもあるかもしれませんが、自分のわかる範囲で書かせていただきました。この記事が少しでも役に立てば幸いです。また、第二外国語のことについてはこのホームページの別のところに詳しく書いてあるのでそちらもぜひ見てください。それではボート部でみなさんと会えるのを楽しみにしています!

 

 

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