経済学部について

新入生の皆さん、こんにちは。経済学部新三回生スタッフの小杉俊介と申します。今回は、私が所属している経済学部について書こうと思います。具体的には、経済学部の履修の組み方やどんな学部なのかについての話をしようと思います。

さて、突然ですが、皆さんは「パラダイス経済」という言葉や「経済学部は空から単位が降ってくる」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。これらは、経済学部が他の学部に比べて単位取得が容易である、という噂に基づいたものです。ではこの噂は真実なのでしょうか?二年間経済学部生として過ごしてきた経験から、結論を言います。真実です(笑)。明らかに専門科目の単位取得が容易です。他の学部生には羨ましがられる(馬鹿にされる)くらいのものです。そんな経済学部で一回生のうちに起こるであろうことを二つほど書いておきます。

1. 授業の出席者がどんどん減っていく

別にこれは経済学部に限った話でもないですが、本当に人が減っていきます。最初のころは200人入る大教室にみっちり人が入っていたはずなのに、いつの間にか教室全体で30人ほどしかいなくなっている……。

そんなこと当たり前です。前期であれば、ゴールデンウイークを超えると(生徒数が)半分、その一か月後にはまた更に半分になる、なんて言われます。最初の授業で先生に宣言されるほどです(笑)。で、実際にそうなりました。ほんと、京都大学なんて名を冠していいのか、なんて思ってしまうほどです。良いのか悪いのか知りませんが(少なくとも良くはない)、これが実情です。

 

2. なぜか単位はだいたい来る

これもかなり謎ですね(笑)。「経済学部は空から単位が降ってくる」という話は本当だということです。一つ例を出します。これはあくまで二年前の話にはなってしまいますが、ミクロ経済学入門という授業において、合格点は20点でした。もちろん、100点満点中です。どれだけ緩いねん、って感じですよね(笑)。まあここまで合格点が低いと、普通に生きていればまず落ちません。この単位に限らず、多くの単位は「普通に生きていれば勝手に来る」ものになっています。なので、とりあえず経済学部ではちゃんと大学生活をしていれば単位は来る、と思っておきましょう。(とはいえ、こんな学部でも一学期で二単位しか取れなかったり、まず単位を取れなかったりするツワモノも存在します。そういうことにだけはならないように気を付けましょう。)

 

と、ここまで経済学部がいかに楽かを書いてきました。とはいえ、ここまで聞いても新入生は疑心暗鬼になってしまうと思います。おそらく、受験直後で大学での勉強へのモチベーションも高いでしょうから、ここからは真面目な話をしようと思います。

 ひとつ新入生が気になるであろう話をします。「ミクロ経済学入門」「マクロ経済学入門」「統計学1」は前期、後期どちらでも取れるけど、どっちで取った方がいいの?という疑問に関する話です。難易度は年によって変わるので何とも言えない部分はあるのですが、私は「前期後期に一つずつ経済学入門を取り、統計学1は自己判断」というやり方が良いと思います。正直どんなやり方でも良いとは思います。ただ、前期、後期のどちらかに固めてしまうと専門科目ばかりになってしまい、すこしモチベーションが出にくいと思います。そういう意味でのものです。それ以外のことで、履修登録で気になることはいっぱいあるかもしれません。ですが、何回も言いますが、「普通に生きていれば」単位は来ます。おそらく、今はモチベーションが高いはずです。どういう授業が展開されるのか、ワクワクしていることでしょう。だからこそ、「楽単」などという言葉に甘えず、好きなものを取ってみてください。何も心配する必要はないです。能力の高い皆さんなら、必ず単位は来ます。

 

 次に、「友達は作れるのか」という話をしようと思います。経済学部には、「クラス」とか「入門演習」と呼ばれるものが存在します。なんてったって、「入門演習」は友達を作るための授業だ、なんて謳っています。じゃあそこで友達が出来ていくのかな、なんて思っているかもしれませんが、実はあまりそうではありません。まず「クラス」についてですが、正直全然機能しません。もちろん仲良くなる可能性は高いですが、一週間に一度しか集まらないものであるうえ、二年次からは存在が消滅します。なので、高校までのクラスとは別物だと思った方が良いです。とはいえ、仲良くなりやすくはあるので、クラス会とかがあれば積極的に参加することをおすすめします。続いて、「入門演習」についてですが、これは本当に存在意義がわからないレベルです。なんでクラスのメンバーでやらないのかがもうすでに意味不明ではあるのですが、正直友達を作る雰囲気は存在しません。あまり過度な期待をするものでない、と思っておいて良いと思います。では実情はどうかというと、「教室でたまたま近くに座っていた人やたまたま授業が被っていた人と仲良くなる」ものだと思っておいてください。なので、大切なのは、「出会った人ととりあえず仲良くする」ことです。それを続けていれば、おそらく気づけばできています。(若干コミュニケーション能力に左右される所ではあるかもしれませんが。) そういった機会を逃さないためにも、最初の一か月、二か月くらいは真面目に授業に出ておきましょう。ここで出遅れるとほんとに友達が出来なくなる可能性があります。最初は頑張っておきましょう。後々試験で手伝いあったりするかもしれないので、思っているよりも大事です。

 

新歓も兼ねたブログなので、ボート部に絡めた話で、このブログを締めようと思います。ズバリ、「勉強とボート部は両立可能なのか?」という話についてです。私は、不可能でないと思います。もちろん、断定することは出来ないのですが、経済学部では課題が出されない可能性が高いので、課題などの勉強とボート部が両立できないことは無いと思います。しかし、公認会計士やその他諸々の資格を学生のうちにいっぱいとっておきたい、と考えている模範的経済学部生にとっては、少し拘束が多いと感じるかもしれないです。しかしながら、ボート部には公認会計士を取得した先輩もいらっしゃいます。不可能と言い切るほどではない、と伝えておきます。

これを読んでいるであろう新入生は、京都大学経済学部に合格し、新生活に胸を躍らせていることと思います。京大には、どんなことにもチャレンジできる環境が整っています。サークル活動にいそしむ。恋愛に夢中になる。留学をする。バイトでお金を稼ぐ。インターンに参加してみる。起業をしてみる。…etc.。今まででは考えもしなかったような楽しい生活があなたを待っています。ただ、大学生活に何かスパイスが欲しい、と感じるのであれば、ぜひ一度ボート部の新歓に来てみてください。京都大学ボート部は「日本一」という究極の目標に向け、部員が一丸となって活動をしています。新入生の皆さんにも、きっとこの部活の良さが伝わるはずです。そのうえでもしこの部活に興味を持ってくだされば、私たちはいつでも歓迎する準備は整っています。人生にとってかけがえのない四年間、この部活で過ごしてみたい、と思ってくだされば幸いです。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

私の一回生前期の時間割です。参考にしてください。(統計学入門は現在統計学1に名称が変更されています。)

 

 

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