OBにインタビュー

初めまして。京大ボート部元スタッフの宇田川です。今日の主役は現役部員ではありません。100年以上の歴史を誇る京大ボート部には、1000人を超えるOBOGさんがいらっしゃいます。今回はその一人、2015年入学の福森一真さんにお話を伺いました!

(筆者)
初めまして。今日はよろしくお願いします。

(福森さん)
よろしくお願いします。なんでも話すつもりで来ました(笑)


笑顔でお話しくださる福森さん

(筆者)
ありがとうございます!福森さんは、高校まではボートとは無縁の生活だったそうですね。大学に入って、ボートを始めようと思ったきっかけは何でしたか?

(福森さん)
高校まではずっと剣道をやっていました。京大に合格してから、ボート部の人に声をかけられて、ボートレースに参加しました。何回か参加して、「ボート漕ぐの面白いな」と思って入部を決めました。この面白さは乗ったらわかると思います。ボートという競技自体も面白かったし、先輩方も面白くて、ボート部の雰囲気が好きだったというのも入部の理由の一つです。

(筆者)
ボートレースがきっかけだったのですね。実際にボートに乗ってみて、どのような点を魅力に感じましたか?

(福森さん)
そもそも、水の上に浮かんでいる状態って非日常じゃないですか。それだけでもワクワクすると思います。視線も全く違いますし、水の上を切り進む感触もボートならではだと思います。普段味わえない「あの感じ」、「あの感じ」としか言いようがないんですけど、それがやっぱり気持ちいいですね。是非一度体験してほしいです。ボートレースで実際にボートを漕いだら、その楽しさを肌で感じられるはずです。

(筆者)
現役時代を経て、今振り返ってボートの魅力はどんなところにあると感じますか?

(福森さん)
上手くなっていけば、また初めとはちがった面白さがあると思います。自分はエイトという8人で漕ぐ種目に多く乗っていました。8人全員の動きが合ったときの船の進み方は気持ちよかったですね。練習を重ねるにつれて合うことも多くなってきて、そこが新たなボートの楽しさになっていきました。
ボート部は、真剣に日本一を目指す部活で、当然しんどいことも沢山ありました。練習したくないな、と思う日もありましたが、ボートを嫌いになったことは一度もありません。それぐらい面白い競技だと思います。


ボートに乗る現役時代の福森さん

(筆者)
なるほど。ボートはそれだけ魅力の詰まった競技なのですね。先程、ボート部の雰囲気が好き、というお話もありましたが、京大ボート部の良さはどんなところにあるのでしょうか?

(福森さん)
まず、京大ボート部には、ボート部が好きな人が多いですね。人は入れ替わっていくけれど、全体として京大ボート部は好き、というのは変わらない気がします。
それから、毎日同じメンバーと同じ船に乗り、同じ目標に向かって過ごす。その中で育まれていく本当に家族みたいな存在は、ボートをやっていて一番良かった、と思うことの一つです。本当にずっと一緒にいます(笑) ボートは一緒に乗っている仲間と同じ動きをしなければいけません。その競技の特性も、他の部活以上に「一つになる」ことに繋がっているのではないかと思います。
あとは、これは京大ならではなんですけど、大学院に行く人も多くて、先輩がしっかりコーチとして見てくれる環境は、他の大学と比べて充実してるんじゃないかなと思います。これは京大ボート部の強みだと思います。


(筆者)
学生のコーチの存在は、京大ボート部の大きなポイントかもしれませんね。福森さんも、現役最後の年は、ご自身も漕ぎながら、新人コーチとして後輩の指導にあたったそうですね。

(福森さん)
それまではエイトに乗っていましたが、最後の年は、自分の力を試したくて、シングル(筆者注:1人でオールを二本持って漕ぐボートの種目)に挑戦しました。それから、新人コーチは元々やると決めていました。新人コーチをして部に恩返しをしよう、と同期と約束していたんです。


見事インカレ6位入賞を果たした

(筆者)
そうだったのですね。ボート部での日々を経て、今はご就職されているそうですが、ボート部での経験が生きていることはありますか?

(福森さん)
人それぞれ、ボート部から学べる事は違うとは思うんですけど、役に立たないものはないんじゃないかなと思います。
例えば、仕事はチームワークが重要で、一人ではできません。先輩や後輩と一つのチームを動かしていく作業は、ボートのクルーを作っていく過程と似たものがあると思います。そういう経験、コミュニケーションの仕方だったりとか、目標の立て方だったりとか、チームをどういう方向に向かせるかだったりとか、そういったところは結構役に立ってるんじゃないかなと思います。あとは、体力ですね(笑)

(筆者)
鍛えた体力も役立っているんですね(笑) 今でもボート部との関わりはありますか?

(福森さん)
ボート部の仲間とはよく会いますね。卒業してからも交流が続いています。先週末も先輩と同期とご飯に行きました。今年の夏には、ボート部の二個上の先輩と琵琶湖周航(筆者注:京大ボート部のイベントの一つ。1回生が夏にボートなどで琵琶湖を一周する)を計画しています。ボート自体も好きですし、ボート部の先輩後輩と仲が良いので、集まったらボート漕ぎに行こうか、となったりもします。

(筆者)
それは素敵ですね。最後に、新入生に一言お願いします!

(福森さん)
1つのことをとことん追求する経験をしておくと、色々な意味で成長できると思います。やっている時も面白いし、後になっても一生懸命やった、という経験は役に立つと思います。勉強だったりとか、必ずしもボートでなくていいと思うんですけど、僕の場合はそれがボートで、やってよかったなぁ、と自分は思うので、みなさんもやってみるといいですよ!

(筆者)
福森さん、ありがとうございました!

(福森さん)
ありがとうございました!

OBインタビューはいかかでしたか?今までとは一味違ったブログになったのでないでしょうか。お話ししてくださった福森さん、お読みくださった皆様、ありがとうございました!

 

 

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