自炊のコツ
新入生の皆様初めまして、京都大学ボート部新3回生の片岡陸人です。今回はボート部随一の料理上手と言われている(勝手に言っている?)私が僭越ながら、自炊のアドバイスをさせていただきたいと思います。
この記事で最も伝えたいポイントは「理想を高く持ち過ぎないこと」です。新入生の皆様にとって今は、新生活が始まり色々な料理をつくってみたくなる頃でしょう。それはとても素晴らしいことであり、是非自炊ライフを楽しんでいただきたいと思います。しかし、ほとんどの人は数週間、ないし数カ月経つと自炊を重荷に感じる時がやってくるはずです。そんな時に思い出してほしいのが、「理想を高く持ち過ぎないこと」です。以下では、料理研究家である土井善晴さんの『一汁一菜でよいという提案』という本に書かれた考えを参考にして記事を書かせていただきます(土井先生の考え方はYouTubeでご覧いただけます)。
皆様は中学や高校の家庭科の授業で、和食の理想的な型として一汁三菜というものを習ったのではないでしょうか?一汁三菜とは簡単に言えば、ご飯、汁物、そして3つのおかずを備えた食事の型のことです。以下の写真を見てください。
この2つの写真は私が一汁三菜(おかずが3つ以上の時もある)の型を守って作った食事です。ご飯、メインとなる鶏肉の照り焼きや唐揚げ、サラダ、きんぴら、そして具沢山の豚汁があり、理想的な1食と言え得るでしょう。しかし、私が毎食このようなものを作っているわけではありません。実際、上の2つの食事は、友人が私の家にご飯を食べに来た時に提供したもので、1人暮らしの自炊でこのクオリティを毎食維持するのはまず不可能です。
さて本題に戻りまして、一汁一菜とは、ご飯、汁物、そして漬物(納豆などでも良いし、無くても良い)が合わさった食事の型のことです。汁物は、みそ汁が最も簡単ですがチゲやユッケジャンスープなどもご飯と合うのでオススメです。一汁一菜の良いところは、簡単に作れるため生活の負荷にはならず継続しやすいという点にあると思います。ご飯を多く炊いて冷凍しておけば、炊く手間が省けますし、もっと言えば、(種類にもよりますが)汁物だって冷凍することができます。一汁一菜なら難なく続けられそうですね。
では次に、実際に味噌汁を作るとした場合にポイントとなることをみていこうと思います。
ポイント①:具沢山であればあるほど良い。
このように言うのには2つの理由があります。1つ目は、具材から旨みが出るからです。つまり、より美味しくなるということですね。2つ目は、一汁一菜というおかずが少ない食事の型において、栄養バランスを保つために様々な具材があったほうが良いと言えるからです。卵や豚肉などを入れると満足度も上がって良いと言えます。
ただ、ピーマンやシイタケなど味の強いものを入れる場合には一概には言えないかもしれません。玉葱、にんじん、ジャガイモ、白菜などはあまり味の主張が強くなく、他の食材と喧嘩しないためオススメです。
ポイント②:水の量はお椀ではかる。
「作りすぎた」とか「全然足りない」とかにならないように、食べる時に実際に使用するお椀に水を入れてから鍋に入れます。こうすると過不足なく作れます。
上記のポイントも絶対ではないので、自分で試行錯誤して美味しく作れる方法を探してみてください。上記以外の工程は普通に味噌汁を作る工程に沿ってもらえば良いかと思われます。実際に下に私がつくった一汁一菜の例を挙げておきます。
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