部長 木庭啓介

新入生のみなさん、京都大学へのご入学おめでとうございます。
京大ボート部は各界で活躍する1000名を超えるOB・OGを有する体育会運動部です。新入部員のほとんどはボート経験どころか運動経験もない、という状態で入部してきますが、監督やコーチの手厚いサポートがあり、全く心配はいりません。COVID-19で大変な毎日ですが、むしろこんな状況だからこそ、ボートを通じ仲間と共に勝利に向け努力することで築かれる友情は、まさに生涯の大きな宝となるはずです。努力することの価値を誰よりも知るみなさん、ぜひ京大ボート部で一緒にすばらしい青春時代を送りましょう!

 

監督 木下巌

ボート部へようこそ。大学での4年間は、人生の土台を作る上でとても重要な期間ですが、コロナ禍でオンライン授業が中心となり、人とのつながりの希薄化が大きな問題となる中で、クラブ活動が果たす役割の重要性が一層高まっていると感じています。
ボートは、一人一人が強く、かつ同時にチームワークが必要で、「究極のチームスポーツ」と言われています。足腰を中心とした全身の体力が求められます。そして技術も必要です。ボートの幅は狭く、バランスを取って漕ぐことは簡単ではありません。だからこそ、全力で走っても追いつけないほどのスピードが出ます。クルーの息が合って、ボートが風を切って走る時の一体感、ワクワク感は本当に最高です。
ボート部で一緒に日本一を目指し、熱く充実した4年間を過ごしましょう。

 

ヘッドコーチ 西尾敏光

ボートは大学から始めるには最適のスポーツです。
まずボート競技を行う上で必要な能力は、人間の成長の上でちょうど18歳以上になって開花するものが多く、その上ほかの競技、とくに球技に見られる「運動神経の良さ」は求められません。世界のトップアスリートレベルで見ても、ボートを大学から始めたという人は多くいます。また、京大ボート部における考えられた「理にかなった」指導により、段階を追って「文武両道」のアスリートの一員に育てていきます。その結果、素人が、高校時代運動の部活に入っていなかった人ですら、体力面・技術面どちらにおいても成長し、2年後、3年後には全日本レベルの選手と互角のレースをするまでになります。まさに皆さんの可能性を試すのにうってつけといえます。さらにそこで出会える同じ目標を共有した仲間は、皆さんにとってかけがえのないものになるでしょう。ぜひ我々と日本一という夢に向かって新しい世界に飛び込んでみましょう。これまで想像もしていなかった自分に出会える場所が、ここにはあります。

 

女子部コーチ 香川友歩

新入生の皆さん、御入学おめでとうございます。
皆さんは、手漕ぎボートというと恐らく公園に浮かんでいるボートを想像すると思います。私達が普段漕いでいるボートはそれを極限まで細く軽くして、人力ボートの中で最もスピードの出る形状となっており、「水上のF1」とも呼ばれています。実際に漕いでみると、手漕ぎボートってこんなに速いものなのか、と驚く事でしょう。そしてやればやるほど速く漕げるようになり、いつの間かそのスピードの虜になっている事でしょう。
皆さんも是非私達と一緒に漕ぎ出しましょう。お待ちしてます!