交換留学について

こんにちは。京都大学4回生スタッフの三木淳陽です。時が経つのは早いもので、もう4回生になったことを実感しています。今回は新歓ブログとして交換留学について書こうと思います。昨年も同じような内容を書いた気がしますが、それほど魅力的な制度なので、改めて紹介したいと思います。

交換留学制度とは、京都大学に在籍したまま提携先の海外大学で学び、取得した単位を帰国後に京都大学の単位として認定申請できる制度です。この制度の最大の魅力は、京大に学費を納めるだけで留学先の学費を支払う必要がない点です。

現在、私はオーストラリアの大学に留学していますが、こちらでは留学生の学費は現地学生の8〜9倍にもなり、年間約500万円かかります。交換留学制度を利用すれば、日本の学費水準で留学できるため、金銭的な負担を大幅に軽減できます。また、オーストラリアは最低賃金が高く、英語圏で学べるため、留学生にとって魅力的な環境が整っています。そのため、高額な学費設定でも多くの留学生が集まるのだと実感しました。

きれいなキャンパス

交換留学の実現にはいくつかのステップがあります。まずは学内応募を行い、成績や志望理由の書類審査、面接を経て学内選考を通過する必要があります。その後、TOEFLやIELTSなどの語学試験を受け、必要なスコアを取得し、派遣先の大学への出願を進めます。出願が受理された後は、ビザの取得や住居の手配を行い、留学準備を整えます。

私が特に苦労したのは語学試験の準備でした。英語が得意ではなく、試験勉強も苦手なため、TOEFLの対策には非常に苦労しました。大学の授業が終わった後、1か月間毎日附属図書館にこもり、集中して勉強に取り組みました。また、学内選考では学科の教授に推薦書を依頼する必要があり、これまで経験したことのない手続きをすべて自分一人で行う必要がありました。大変でしたが、その過程で多くのことを学び、成長する機会となりました。

交換留学は、経済的な負担を抑えつつ海外の大学で学べる非常に魅力的な制度です。留学には多くの準備が必要ですが、それを乗り越えた先には貴重な経験が待っています。もし少しでも興味があるなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。