工学部物理工学科について

新入生の皆さん、京都大学合格おめでとうございます!そして、ようこそ物理工学科へ!

新2回生漕手の平井雅治です。今回は、京大のなかの最も人数の多い学部の中の最も人数の多い学科である工学部物理工学科の1回生の生活について綴っていきたいと思います。

 

物理工学科では、2回生になる直前に、機械システム学コース、材料科学コース、宇宙基礎工学コース、原子核工学コース、そしてエネルギー応用工学コースの5つのコースに配属されます。1回生では、これらのコースの分属に向けて1年間学習していくというわけです。

 

さて、大学に合格して”履修登録”なるものをまずしなければならないと思いますが、「何をやったらいいんじゃ!?どうすればいいんや?」と不安を抱いている方も多いでしょう。しかし、物理工学科ではそんな心配ご無用!なぜなら、クラス指定科目でCAP上限の30単位のうち、前期は26単位分、後期は24単位分埋まっているからです。つまり、履修登録で登録しなければならないのは、人社群の科目のみです。上に貼ってある2枚の写真は僕の前期と後期の時間割です。もちろんクラス指定科目を履修せずに自分で別の科目を履修することもできますが、クラス指定科目は履修しておくのが無難です。同じクラスの人が受ける授業なので、クラスの友達もできますしね。

 

そんな、物理工学科の1回生の授業の中で特筆すべきものを2つ紹介したいと思います。

 

  1. 物理工学総論

物理工学科の1回生が履修する唯一の専門科目です。専門科目というとやけに難しそうに感じますが、内容としては授業を聞いて毎回A4一枚程度のレポートを書くだけです。この授業では、来るべきコース選択に向けて5つのコースでどのようなことを研究しているのかを教授の方々自らが授業してくれます。行きたいコースが決まっていなくてもこの授業内で興味のある分野を見つける人も多いようです。

 

  1. 基礎化学実験、物理学実験

物理工学科の1回生は学期中、常にこの授業のレポートに追われているといっても過言ではありません。基礎化学実験では毎週、物理学実験では2週間に1回(最後の2回は1週間に1回)実験を実施し、それぞれの実験に対してレポートを書きます。基礎化学実験はA4用紙10枚程度、物理学実験ではA4用紙20枚程度が平均のレポート量になります。基礎化学実験のレポートは早い人だと実験当日に終わりますが、遅い人だと提出日の前日に徹夜する人もいます。物理学実験は量、内容ともに膨大なのでコツコツやらないと、提出日前日に痛い目にあいます。計画的に進めましょう。でもその変わり実験に参加し、レポートをしっかり書けば成績はちゃんとつけてくれます。他の工学部の学科ではどちらかの実験だけを履修することが多いようですが、物理工学科ではコース分属時にその成績が2倍になるので、両方履修することが多いです。ここでしっかり成績をとっておけば、コース分属にも有利になります。

 

以上、物理工学科の1回生の生活の紹介でした。物理工学総論や実験の課題以外にも、数学や物理の課題も多くあり、非常に忙しくなる1年間だと思いますが、ぜひ興味のある分野を見つけながらいろいろなことにチャレンジしてみてください。

 

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